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普段何気なくイメージしている「秋葉原」。
でも、具体的にどこからどこまでが「秋葉原」エリアなのか?
それははっきりと決まっていません。
ということで、独自の調査方法で
「秋葉原」エリアの範囲と境界線をあきらかにします!
今回は調査でわかった注目すべき変なポイント「ここヘンポイント」を一挙紹介します!
南北の境界線と2つの駅
細田貴洋
北の境界線には「末広町駅」
南の境界線には「岩本町駅」
南北への境界線は2つの駅がありますが、
この2つの駅によって境界線が決まっているようです。
つまり南北に「末広町駅」と「岩本町」駅
という地名のついた駅名があることによって、
そこが地名の壁になり、
そこから外側へ秋葉原が広がることが難しくなっていると思われます!
仮にその外側へ「秋葉原」という地名のついたお店が広がったとしても、
お客からは
細田貴洋
ここは岩本町だよ!
と違和感を抱かれる確率が高くなるので、
今後も秋葉原エリアはこれ以上拡大しないと考えられます…
さらに、「末広町」のさきには「上野」「御徒町」、
「岩本町」のさきには「神田」という知名度のある地名があるので、
拡大は難しいとみられます。
狭い西側エリア
細田貴洋
狭い西側エリア、外側には神田明神など神社や大学が
秋葉原の西には、神田明神や大学といった「落ち着いた文化的エリア」が古くからあったため、
そこへエリアの地域イメージとは違う「秋葉原に関するお店」が進出することは不可能でした。
そのため、昌平橋通りまで拡大することしかできなく、
秋葉原の西側エリアは非常に狭くなったと考えられます…
細田貴洋
秋葉原が西側に拡大することできなさそう…
拡大していった東側エリア
細田貴洋
東側エリアは西側エリアにくらべ、かなり広い
秋葉原の東側エリアはほかのエリアと比べても、
「漠然とした地域イメージ」のエリアであり、
新御徒町駅や浅草橋駅といった駅からも遠い場所にあります。
またエリアにある
「新御徒町」「台東」「蔵前」「浅草橋」
といった地名よりも
「秋葉原」の方が知名度があるため、
秋葉原に関するお店が次々に東側エリアに進出し、
「漠然とした地域イメージ」のエリアを占領!、
秋葉原エリアに変えていったと考えられます。
これにより秋葉原は広大な東側エリアを手に入れたのです!
細田貴洋
唯一、東側にはどんどん拡大できそうだね!
今後に注目だね!
今回のまとめ
・南北の境界線に駅があるため、秋葉原エリアの拡大の壁になっている。
・西には「落ち着いた文化エリア」があるため西側エリアに広がることは難しい。
・東にある「漠然とした地域イメージのエリア」を占領して、東側エリアは拡大できた。
次回はいよいよ最終回!
次回:~その5~ 秋葉原圏とアキバ文化圏
お楽しみに!
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この記事を書いた人
細田貴洋
地理・地図に詳しい【地理・地図ライター】。大学で地理学(都市地理学)を学んだあとライターとしての活動をスタート。FM NACK5にも出演。地理がテーマの個人ブログ「芸術地理学通信」、地理ネタ専門YouTubeチャンネル「細田貴洋の地理ちゅーぶ」も運営中。詳しくは「細田貴洋 地理」で検索!
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