秋葉原にある謎の新聞社「日本農業新聞」~秋葉原は農業の街だった!?~

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歴史 ここへん

細田貴洋

秋葉原に新聞社があるって知ってました?

実は日本で唯一の日刊の農業専門新聞「日本農業新聞」の本社があるんです!

今回は謎に包まれた、秋葉原にある「日本農業新聞」ついて紹介したいと思います。

目次[閉じる]

「日本農業新聞」とは?

日本で唯一の日刊農業専門紙

毎日新聞、朝日新聞のように毎朝届く新聞「日刊新聞」。

その日刊新聞のなかでも農業に特化した新聞は全国で日本農業新聞のみ!

普通のニュースならまだしも、農業という限られた分野で毎日記事を書いてるってすごいですよね。

発行部数は約32万部。

全国に支所があります。

細田貴洋

普通のニュースならまだしも、農業専門で毎日記事を書いてるってすごいですよね!

食と農の総合情報メディア

食・農に関するニュースを専門に、農家だけでなく消費者にも分かりやすく解説しています。

紙面の内容は

・総合(農政、経済、営農)
・JA
・流通経済・市況
・食農・園芸
・天気
・総合営農
・くらし・女性
・直売
・地方版

農業に関するあらゆることがわかります。

地元の記事も充実

日本農業新聞がとくに力を入れているのが「地方版」のページ。

各地域の話題が載っています。

各地方版の記事は、記者ではなく、全国に約1500人いる通信員(農業協同組合の職員など)が取材しています!

注目ポイント!

専門紙では珍しいテレビ番組表もあり

専門紙というとテレビ番組表がないことが多いですが、日本農業新聞は他の一般紙と同じくテレビ番組表が載っています。

テレビ番組表があるのは地味にうれしいですよね。

全国への即日宅配を唯一行っている新聞だった!

作成した新聞が即日届くというのは当たり前のことですが、一般紙ではなかなか実現しませんでした。

実現したのは2008年。

日本経済新聞が沖縄での現地印刷をすることで実現しました。

実は、それまで沖縄を含めた全国への即日宅配を行っているのは日本農業新聞だけだったんです!

地域を大切にしている日本農業新聞ならではですよね。

英字版ニュースサイトもある

実は英字版のニュースサイトもあります!
↓↓↓
http://english.agrinews.co.jp/

地方版に力を入れていると思いきや、世界に向けても情報を発信しています。

農家向けのマニアックなサービス、サイトがある

細田貴洋

普通の一般紙では絶対にないマニアックなサイト、サービスがあります

農家向けのマニアックなサイトも充実!


<netアグリ市況>

netアグリ市況」では農畜産物の価格相場をより早く、より詳しく見ることができます。

株式の相場を見る感じですね。

農家が農産物を売る時、どのくらいで売れるかは非常に重要なので、それが素早くわかる「netアグリ市況」はありがたいですね。

netアグリ市況
↓↓↓
https://www.agrishikyo.jp/


<あぐりフォトサービス>

そのほかにも、農業関係の写真を幅広くそろえているフォトライブラリー「あぐりフォトサービス」。

あぐりフォトサービス
↓↓↓
http://www.ja-news.jp/photo/


<アナザー・スタッフ>

JAホームページのリニューアル、運営管理を専門に行うマニアックなサービスも行っています。

JAホームページのリニューアル・運営管理「アナザー・スタッフ」
↓↓↓
https://www.another-staff.ne.jp/about/

SNSもやってる

なんと今年2021年3月からTwitterを開始!

日本農業新聞の記事内容をすばやく知ることができます。

ぜひフォローしましょう!

日本農業新聞公式Twitterアカウント
↓↓↓
@jaagrinews

気になる購読料は?

気になる購読料ですが、

月額 2,623円(税込)

北海道では日曜が休刊なので、北海道に住んでいるみなさんは

月額 2,520円(税込)とさらにお得になっています。

WEBからのお申し込みはこちら
↓↓↓
https://www.agrinews.co.jp/subscribe

秋葉原のどこにあるの?

秋葉原UDXの近く、

秋葉原駅から徒歩5分という意外にも超好立地!

社屋は2020年に新しくなったということで、かなりきれいそうですね。

ちなみに茶色い外壁は「耕された田畑の畝をイメージしているそうです。

なんで秋葉原にあるの?

日本農業新聞の歴史

1928年に「市況通報」として発行を開始した日本農業新聞。

創立90年をこえる長い歴史ですが、

なぜ秋葉原に本社があるのでしょうか。

神田青果市場との関係

秋葉原駅前にはかつて神田青果市場という大きな青果市場がありました

1990年に神田青果市場は大田区に移転(現在の大田市場)。

その後、跡地は秋葉原クロスフィールドになっています。

神田青果市場があったのは1928年~1990年まで。

1928年というと日本農業新聞がスタートした年と同じですね!

また日本農業新聞の本社は神田青果市場にかなり近かったようです。

はっきりとした理由は見つからなかったのですが、

どうやら会社のルーツは「神田青果市場」らしいです。

巨大な青果市場のとなりに農業専門の新聞社ができることは自然なことですよね。

秋葉原に全国からさまざまな農産物、そして農業関連のお店、会社が集まっていた時代。

まさに秋葉原=農業の街でもあったんですね。

細田貴洋

「日本農業新聞」のルーツは秋葉原にあった「神田青果市場」

かつて「秋葉原」=「農業の街」だったんです!

まとめ

アキバってオタクの街だと思っていたけど、農業の街でもあったんです!

その名残が、秋葉原にある「日本農業新聞」。

「秋葉原」と「農業」。今じゃ考えられないけど、深いかかわりがあったんですね。

参考サイト:

日本農業新聞公式ホームページ
https://www.agrinews.co.jp/

日本農業新聞 本社ビル | Works | シミズの設計本部
https://www.shimz.co.jp/shimzdesign/works/2020agriculturalnews.html

Wikipedia「日本農業新聞」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E6%96%B0%E8%81%9E

この記事を書いた人

地理・地図に詳しい【地理・地図ライター】。大学で地理学(都市地理学)を学んだあとライターとしての活動をスタート。FM NACK5にも出演。地理がテーマの個人ブログ「芸術地理学通信」、地理ネタ専門YouTubeチャンネル「細田貴洋の地理ちゅーぶ」も運営中。詳しくは「細田貴洋 地理」で検索!

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